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他の子よりも疲れやすい?子どもの扁平足どうすれば

立ち上がれるようになったばかりの赤ちゃんには土踏まずがないのが普通です。

生まれたばかりの子どもの足には脂肪が多く、土踏まずがわかりにくい状態なのが普通ですが、今、歩けるようになっても扁平足が治らない子どもが増えているといわれています。

小さな子どもの扁平足で痛みを伴うことはありませんが、成長しても改善しない場合、疲れやすかったり、走ったりジャンプしたりといった動作が苦手になることもあるようです。

「もしかして他の子と違う?」と気づいたとき、できるだけ早期から始められる対処法を紹介します。

 

目次

子どもの扁平足の見分け方「歩き始めても土踏まずがない」

子供の扁平足は、整形外科の専門用語では『幼児期扁平足』とよばれ、自力で立ち上がって歩けるようになっても5歳~6歳ごろまでに土踏まずのアーチが発達していない状態を指します。


多くは、子どもの足を見た親が異常に気付き整形外科を受診することで発覚します。


まずは、子どもの足元を見て、次に触ってみて、土踏まずがしっかりと形成されているかを確認してあげましょう


 


まずは目で見て土踏まずの有無を確認しましょう


○子供を立たせて後ろから見たとき、小指だけではなく薬指や中指も見えている。同時にかかとが内側に「くの字」型に曲がっている。


○前から見たとき、指先が外側を向き、土踏まずがあるべき部分が内側に膨らんでいる。


ポイント


子供の足は脂肪が多く、扁平足の状態でなくても土踏まずの形がわかりにくいことがあります。


また扁平足の多くが、体重がかかることで土踏まずがつぶれて引き起こされます。


座った状態ではなく、必ず立たせてから確認しましょう。


 


土踏まずがないように感じたら手で触って確認してあげましょう


○手で触ってみて軟らかければそれほど心配する必要はないでしょう。はだしですごす時間を増やしたり、靴を見直したりといった対策で対応できます。


○体重をかけなくても土踏まずがなく、触ってみて硬さがある場合、先天的に骨が結合してしまう病気かもしれません。整形外科に相談することを勧めます。


ポイント


実は、扁平足は土踏まずが見えないことよりも、アーチを形作っている骨の位置が低いことの方が問題なので、見た目だけではなく触ってみたりレントゲンを撮らないと正確なことはわからない症状です。


不安に感じたら整形外科に相談しましょう。


 


通常、生まれたばかりの子どもの足裏は平らで、土踏まずははっきりしていません。


自力で歩けるようになり、足の筋肉や靭帯が鍛えられていくのに従って、足のアーチは自然に形成されていきます


ところが、自力で歩いたり走ったりといったことができるようになっても足のアーチがない状態を幼児期扁平足といいます。


幼児期扁平足は痛みを伴わず、多くの場合成長に従って自然に解消していくのでそれほど心配が必要なものではありません


しかし、扁平足がある子どもは、ほかの子どもに比べて長時間歩いたり立ったりすると疲れやすく、また、走ったりジャンプしたりといった足裏のバネを使った動作が苦手です。


極めて稀ですが先天性の病気の可能性もあるため、極めて変形が強いと感じたら一度整形外科を受診するといいでしょう。


(参考)日本整形外科学会『幼児期扁平足』


足裏鍛えるケンケン遊びを


幼児期扁平足はほとんどの場合、成長してアーチを支える筋肉が発達するのに従って自然に解消していきます。


家庭では、この足裏の筋肉を鍛えるように裸足での生活をこころがけ、なるべく足の指を使うようにするといいでしょう。


また、大人の足でも子どもの足でも同様ですが、私たちの足のアーチは足の指を上に反らせることで高くなります。


これは巻き上げ機現象と呼ばれるもので、歩行やジャンプの時に効率的に力を生み出すための仕組みです。


この巻き上げ機現象をうまく使うことで、扁平足の子どもでも足のアーチを強化することができます。


自力でしっかり歩けるようになったら、できるだけ小さいうちからつま先立ちの背伸びを行わせるようにしましょう。


さらに、足がしっかりしてきたらケンケン遊びを積極的に行わせるようにすると、かかとを持ち上げる力が付き巻き上げ機現象の効果が得られます。


小学校に上がる前までに、アーチが形成された状態を目指しましょう。


 


さらに、幼児期の子どもの足には、靴のインソールが有効です。


小学校にあがる前までは、土踏まずのアーチがしっかりとついたインソールを使うようにするといいでしょう。


ただし、足に合わないインソールは変形を悪化させる危険性があります。


子どもが足の痛みを訴えるようなら、すぐに使用を中止しましょう。


整形外科では足を測定してオーダーメイドのインソール(足底板)を作成してくれるところもあります。


こちらを利用するのもいいでしょう。


部活動に影響も。中高生に多い思春期扁平足


一方、幼児期を過ぎ、思春期に差し掛かるころに現れる扁平足があります。


思春期の扁平足は体重の増加や、スポーツ活動で足にかかる負担が大きくなる中高生ごろに、後天的にアーチが押しつぶされることで引き起こされます。


思春期の扁平足は幼児期扁平足とは異なり、変形が小さいうちから足裏の違和感や痛みを覚えるようになり、ほかの子供よりも歩行や走行といった動作で疲れやすく、スポーツ活動のパフォーマンスに影響が現れることがあります。


また、アーチが低くなった状態が続くことで外反母趾になりやすく、足の変形につながってしまうことがあるほか、歩き方にも影響が現れ、将来的な膝や腰の機能障害のリスクが高まることも考えられます。


土踏まずが痛いといった症状がある場合、放置せずに早めに対応するようにしましょう。


思春期扁平足では、まず足裏のこまめなストレッチとトレーニングを心掛けましょう。昼休みや部活動の前後、入浴後などに行うといいでしょう。


 


足裏ストレッチ


〇靴を脱ぎ、手で足先を足の甲から握りこんで、下向きに大きく折り曲げます。


同時に足指の力も使って曲げ、さらに大きく折り曲げるようにします。


〇反対に、手で足指を上に反らせます。


同時に足指の力も使ってさらに大きく反らすようにします。


 


足裏のトレーニング


〇椅子に座って足先を下に垂らしながら、足の裏を内側に向けます。


〇今度はかかとを床につけながら、足の裏を外側に向けます。


〇床に敷いたハンドタオルを足の指を使ってリボンを作るように手繰り寄せます。


 


また、日常的に使う靴やスポーツシューズの底に、アーチが付いたインソールを入れると効果的です。


ただし、幼児期扁平足と同様に足に合わないインソールは変形を助長してしまうので、痛みが出る際にはすぐに使用を中止してください。


そのほか、日常でつかう履物をサンダルにすることも扁平足の予防・改善に効果的です。


サンダルはかかとが覆われていないため、踏み出すたびに足指を反らせる必要があり、前述の巻き上げ機現象によるアーチの強化が期待できるからです。


サンダルはヒールが高いものを避け、鼻緒タイプのものを選ぶといいでしょう。


 


このような対策を行っても痛みが取れなかったり、症状が悪化すると感じたりした際には、早めに整形外科を受診するようにしてください。


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